無精髭とは、髭のお手入れをしていない、ボーボーに生えている髭のこと。
鼻下やアゴ周りはもちろんのこと、もみあげや頬からも髭が生えていることが多く、女性からは不潔として嫌われることが多いのが無精髭です。また、日本では髭に対するイメージがあまりよくないことから、無精髭が生えていると職場で剃るように指示されることも少なくありません。
ただ、俳優・芸能人・スポーツ選手の中にはワイルドさを演出するために、わざと無精髭を生やしている方も多く、彼らに憧れて無精髭を生やしたいと考えている男性も多いでしょう。無精髭はただ髭を生やせばいいのではなく、似合うタイプの男性がきちんとお手入れをするからこそかっこよく見えるのです。
そこで今回は、どのようなタイプの男性に無精髭が似合うのか、そして無精髭のお手入れはどのようにすればいいのか、徹底的に解説していきます。
無精髭が似合う男性

無精髭は誰でも似合うものではありません。特に日本人の顔は無精髭が似合わない可能性が高いので、まずはどのような顔立ちの男性だと無精髭が似合うのか見ていきましょう。
髪が長い男性
髪が長いと顔まわりの無精髭とバランスが取れて、無精髭がかっこよく見えます。ただし、髪が長くて無精髭も生えていると、「ボサボサで不潔」という印象を持たれてしまう可能性もあるので、かっこよく見えるかどうかは紙一重。
かっこよく見えるためのポイントは、きちんと手入れをすること。髪もボサボサで長いのではなく、手入れが行き届いて長いのであれば、かっこよく見える可能性はグッと高まるでしょう。
ホリが深く目鼻立ちがはっきりしている男性
無精髭が似合うのは、ホリが深く目鼻立ちがはっきりしている「濃い顔」の男性です。濃い顔の男性であれば、無精髭があっても違和感が出にくく、女性からイケメンと評価してもらえることもあります。
逆に、俗に言う「塩顔」の男性は無精髭が似合わない可能性が高いので、そもそも無精髭を生やさない方がいいでしょう。
かっこいい無精髭にする手入れの方法
ジレットが作成している無精髭を整える動画が参考になるので、まずは動画をご覧ください。
無精髭を整えるのは、基本的に髭を剃るのと同じ手順ですが、ヒゲトリマーやハサミを使って髭の長さを整えるのがポイントです。最初に髭の長さを整えてから、不要な部分の髭を剃っていきます。
髭を剃る際はシェービングフォームなどを使い、肌への摩擦が少なくなるようにしましょう。無精髭を整えるのに向いていないシェーバーもあるので、できる限り小さめのシェーバーやカミソリを使って剃っていくといいでしょう。
そして最後に、化粧水や乳液を使って保湿ケアするのも大切。せっかくの無精髭も、肌が荒れていては台無しですので、無精髭を整えたあとの保湿ケアをしっかりとしましょう。
無精髭がうざい?無精髭をなくす3つの方法

無精髭が似合う男性のタイプと、無精髭の整え方を紹介してきましたが、日本人は無精髭が似合わない男性が大半。無理に無精髭を伸ばすよりも、髭を剃ったり脱毛をして処理をしてしまった方が良い男性も多いです。
そこでここからは、無精髭をなくすための3つの方法を紹介していきます。
1.クリニックで髭の永久脱毛をする
無精髭をなくすのにもっとも効果的なのは、クリニックで髭の永久脱毛をしてしまうこと。髭脱毛というとハードルが高く感じるかもしれませんが、実は5万円前後で髭脱毛ができるようになっています。
しかも、回数無制限のコースがあるクリニックや、コース完了後は1回100円で受けられるクリニックなど、満足いくまで髭脱毛をできるクリニックが増えています。
また、髭の永久脱毛は1回で全部の髭がなくなるわけではなく、5〜10回通う必要があります(髭が濃い人では15回程度)。何回も通うのは面倒ですが、逆に言えば、髭の濃さを調整してちょうど良い薄さに調整できるのです。
ちなみに、ヒゲ脱毛でよくある質問として、「医療クリニックでの髭脱毛と、脱毛サロンでの髭脱毛は何が違うの?」というものがあります。前者は医療行為による永久脱毛が可能ですが、後者では減毛しかできません。
これは法律できちんと定められていることなので、永久脱毛をしたい方は脱毛サロンではなく医療クリニックを選ぶようにしましょう。

2.抑毛ローションで髭の成長を遅らせる
電気シェーバーやカミソリを使って髭剃りをしても、数日で無精髭が生えてしまうという男性も多いですよね。電気シェーバーなどで剃れるのは肌表面だけなので、時間が経てば無精髭が生えてきてしまうのは仕方がないこと。
そこで抑毛ローションを使えば、髭の成長を遅らせて、無精髭ができるのを遅らせることができます。特に、毎日の髭剃りが面倒というズボラな方におすすめで、髭剃りのあとに化粧水のように顔につけるだけでOKなんです。
毎日きちんと髭剃りをするのであれば、無精髭はできない(または目立たない)ので、抑毛ローションは不要ですが、髭剃りをついついサボってしまう方は抑毛ローションを使ってみるといいでしょう。
ただし、抑毛ローションは髭をなくしているわけではないので、使うのをやめると使う前と同じように無精髭ができてしまうのは注意が必要です。

3.【番外編】髭用コンシーラーで隠す
無精髭をなくすわけではありませんが、髭用コンシーラーを使って隠すという方法もあります。
髭用コンシーラーは、本来青髭を隠すために使われるもので、女性がお化粧で使うファンデーションのようなもの。隠したい無精髭の上から髭用コンシーラーでパタパタとすれば、無精髭を隠すことができます。
ただし、短い無精髭であれば隠すことができますが、ある程度長くなった無精髭には使えません。あくまでちょっとした青髭を隠すアイテム程度に考えておきましょう。

絶対NG!無精髭をなくすNGの対策

無精髭をなくす方法は様々ですが、これだけは絶対やめておいた方がいい対策を紹介していきます。
脱毛クリーム(除毛クリーム)を使う
無精髭をなくそうと、脱毛クリームを髭に使う方がいますが、髭に脱毛クリームを使うのは非常に危険なので絶対にやめましょう。
そもそも、脱毛クリームは毛のタンパク質を溶かす「チオグリコール酸カルシウム」という成分が含まれており、毛だけでなく皮膚にも影響を与えます。肌荒れの原因にもなりますし、目に入った場合に失明のリスクもあるので、目に近い顔へ使うのは危険なのです。
多くの脱毛クリームには髭への使用を禁止する旨の記載があります。仮に記載がない場合でも、髭へ脱毛クリームを使うのは避けましょう。

髭を抜く
髭の量が多いので、髭全体を抜く男性はいないと思いますが、例えば、頬髭の一部分や顎髭の一部分だけを抜いてしまうという男性も多いでしょう。
しかし、髭を抜くのは百害あって一利なしです。髭を抜くことによる弊害としては、
- 埋没毛(埋もれ毛)ができる
- 毛嚢炎ができる
- 色素沈着ができる
- 硬質化により髭が濃くなる
- 肌荒れする
また、髭を抜いたところで、毛根から髭が破壊されているわけではないので、時間が経てば生えてきます。様々なリスクがある上に、また生えてくるのですから、髭を抜くことはやめましょう。

まとめ
無精髭が似合う男性のタイプや整え方をはじめ、無精髭をなくす方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
無精髭を生やすのであればきちんと手入れをしましょう。ただただ生やしているだけでは、印象が悪くなりますし、女性に嫌われることも多いので注意が必要です。
日本人男性は無精髭が似合わないことが多いので、無理に無精髭を生やすのであれば、いっそ髭の永久脱毛などで無精髭をなくしてしまいましょう。